売れる通販広告制作セミナー 吉川英之

第4回 媒体を知る

前回は、「人を知る」、ということで人の習性についてお話しました。
今回は「媒体を知る」です。

と言っても、読売新聞の媒体特性とか、週刊新潮の読者がどうこうということではありません。
  今回私がお話するのは、新聞・雑誌・折込・フリーペーパー・TV・ラジオ・WEBなどの大きなくくりでの媒体ということです。

媒体は、大きく分けるとマス媒体とセグメント媒体に分けられてきました。
  例えば、一般新聞・新聞折込・テレビ・ラジオなどはマス媒体。どんな人が見ているか大きなくくりでしか捉えられない媒体です。一方雑誌やフリーペーパーなどはターゲットを絞っている(セグメント)ことが多く、読んでいる人がおおよそ想定できます。ただ、新聞もテレビもラジオも、ターゲットを絞った作りをすることで、対象をセグメントすることができますが・・・。今は一昔前と違い、情報手段が多様化して、このマス媒体とセグメント媒体という区分けは少々時代がズレているのかもしれません。まあ、このメディア論は置いておいて、通販広告において知っておかなければならない媒体の特性をお話します。 これは、そのメディアに人がどう接触してくるか、です。

もっと具体的にいうと、どの様な目的で、どんな心理状態で入ってくるか、です。新聞を読む人は、大半がニュースを読みにきますよね。バーゲンセールの情報を新聞に求めてはいないですよね。セール情報ならチラシを探します。テレビはどうでしょう?ニュース番組もありますが、娯楽や教養的なものを求めているのではないでしょうか?

このように、人はその媒体に接触するとき、それぞれ目的をもって接しているということを認識しておくことがたいへん重要なことです。その接し方によって心理状態が決まってきます。
  この認識をしておくと、媒体毎に、広告をどのように作ればいいか、がわかってきます。

下に紙媒体毎の特長をまとめてみました。(※あくまで一般的くくりとして)

媒体毎のポイント

このように、掲載する媒体によって受け手の目的や心理状態が違うわけですから、広告を制作する時はそこを踏まえて作られることをおすすめします。