売れる通販広告制作セミナー 吉川英之

第1回 『売れる通販広告』を見る目を養う

今回から、このホームページ上で『売れる通販広告制作セミナー』を始めます。
  通販に携わり、早20年近く経ちます。私自身まだまだ勉強中ですが、今までの経験の中で学んできたことをお伝えすることで、通販ビジネスや通販広告のレベルアップに役立てればと思います。

通販というものがこれだけ社会に浸透してきているにもかかわらず、そのビジネス自体まだまだ体系化というか、研究されていないように思います。通販ビジネスは科学的で、論理的で、心理学的で・・・など奥の深いもの。そのあたりをきちんと認識したうえで通販ビジネスに取り組むのと、単に物まねやギャンブル的に行うのでは大きな違いが出ると思うのです。

このセミナーでは、日々私が取り組んでいる通販広告の制作、つまり、どうやって売れる通販広告原稿を作るか、ということを中心にお話させていただきます。

 

さて、第一回目は 『売れる通販広告』を見る目を養う

実は、通販に長く携わっている方でもどのような通販広告がいいか、の判断基準をしっかり持っている方は少ないと思います。どこがどういいのか、悪いのか、わからないで広告を出している、または作っているのが現状のようです。実際、ある通販会社で、同商品の数種の通販広告を見せて、「どの広告が一番反響があった原稿でしょう?」と質問してみたところ8割が間違っていました。正解の2割の人も半ば当てずっぽう、という感じで、明確にその理由を答えられたという人はほとんどいませんでした。確かに通販広告は、そのタイミングや媒体力など「やってみないとわからない」のも一理ありますが、確度の高いビジネスをするのが通販であって、イチかバチかのギャンブルは避けたいものです。

島田紳助さんは、漫才をやる時に教科書を作成したというのを本で読みました。漫才に教科書が必要なの?と思うかもしれませんが、彼は漫才を科学的に分析して、「こうやったら受ける!」という理論を構築し、自分の教科書に落とし込んで、それができるまで練習したのでしょう。

通販広告制作において、あなたは教科書を持っていますか?「こうやったら受ける!」というものを知り、それが身についていますか?

しかし、それ以前にどんなものが受けるのか、ということもわからないままでは話にもならないはず。まず、どんなものが受けるのか(レスポンスが取れるのか)ということを知り、見る目を養うことが必要なのではないでしょうか。その時の感覚や経験やなんとなくではなく、ちゃんと論理的に見られるようにしたいものです。

次回は、その「売れる通販広告を見極めるポイントについて」お話します。では、また来週!