通販広告制作に長く携わり、いかに確実にレスポンスを生むか、ということを模索している中で、私は脳科学にたどり着きました。
脳科学は90年代から研究が進んで、今やさまざまな分野に応用され始めています。ニューロマーケティング(脳科学を応用したマーケティング)という言葉もあるくらいで、すでに先進企業が販促に活用しています。通販広告もこの脳科学を活用することで、ある程度確度の高い広告作りができるはずです。
脳科学を取り入れるといっても難しい話ではなく、人の見方、感じ方、癖などを理解、把握して広告作りに活かすということです。
例えば、私がよく広告作りに活用するのが「ミラーニューロン」です。人は他人の行動を脳の中でシミュレーションしてしまう。そして、場合によっては同じ行動をとってしまうのです。腕組みをしている相手と話していると自分もいつのまにか腕組みしていたというのが「ミラーニューロン」による反応です。広告の中にこのミラーニューロンを起こす仕掛けをすれば、広告を見ている人の脳の中に同じ行動が想起されることになります。
商品を購入する時に自分が使用する(着用する)イメージが浮かばなければ、人は商品を購入しません。ですから、自分が使用する(着用する)イメージを想起させるということはとても重要なことなのです。
脳科学を知れば、通販広告のクリエイティブのあり方が見えてきます。
次回以降またこの脳科学のお話をしていきたいと思います。
第3回 人を知る 2011/07/20
第4回 媒体を知る 2011/08/01
第10回 売れる商品の作り方 2011/12/06
第13回 売れるビジュアル 2012/01/23
第18回 説得をする 2012/05/24
第19回 説得をする その2 2012/09/26
第33回 どんな広告をつくればいいかわからない時 2024/11/01 NEW
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