通販広告を見てみると、およそ8つのパターンに分けることができます。貴社の広告はどのパターンで作られていますか?どのパターンが反響がいいかというのは断言できません。なぜなら、商品ジャンルや販売形態、市場ライフサイクルの段階、マーケティング戦略によっても違うので。そのあたりを十分把握してどのパターンをとるか考えなければいけません。
いくつかのパターンで原稿制作するときに、参考にしてみてください。
化粧品や健康食品など、競合他社商品がたくさんあり、配合成分で商品価値を出そうとするときに使うパターン。数字は説明したり、説得したりする時に使えば非常に効果的なのは広告でも同じ。だが、その数字の根拠が、信憑性がないものだと、逆にマイナスになることもあるので要注意。あと、その数字の意味が一般的に基準がわからないものだと意味不明になる。数字で説得する場合は数字の意味が誰にでもわかるものにしたい。または数字の補足が必要。
多いのが、満足度調査の数字で、満足度○○%と入れるとレスが高まるとされているが、良く読むと母数が非常に少なかったり、あいまいな調査だとバレてしまうので逆に信頼性を損なう。
化粧品やダイエット食品の体験者談メインの広告で常道手法。キャッチコピーと上手く絡ませると効果的。
ただ、体験者(モデル)の力量にかなり左右されるので要注意。あと、体験者として出す場合はあまり頻繁に同じ人を使用したりすると、「この人たちしかいないのか?」という印象になりマイナス。新聞や雑誌の場合は原稿の疲弊にも注意が必要。できるだけ多くの体験者のストックを持ち、その体験者の反響を調査しながら、メインで使用するなどしたい。
健康食品や無農薬野菜や果物の通販でよくあるタイプ。とにかく、実はどこにでもありそうな商品の価値を最大限に引き上げることを目的に、うんちく、苦労の泣き落としを絡めて、「あなたのために作った商品」ですというのを終始語る。
大手の健食通販がよくやるタイプ。日常のちょっとした出来事を商品の必要性と絡ませていく共感から入るパターン。「そうね。そんな時あるわ」と思わせることに成功すれば、商品との距離が短くなることを利用する心理作戦。ただ、ターゲットがそう思う機会があるか、ないかが問題。共感点がなければ、意味不明になる。そのターゲット層の共感ポイントの選定に吟味が必要。
シンプルイズベスト。わかりやすさを最優先にしたパターン。あまり普及していなくてわかりにくい商品にこそ最適なパターン。また、悩み解決商品にもよくあるパターン。広告を見ている人は自分にどうメリットがあるかしか見ていないので、切実にその悩みをもっている人なら、期待をもって見てくれる。ただ、表現方法に工夫をもたせないと、「ハイ ソウデスカ。ダカラ???」とう印象になりかねない。化粧品や健康食品などは、薬事法によりダイレクトな表現ができにくいので、写真などの表現などで補うことも必要。
この提案パターンは以下の時に使える
1. 世の中にいままでないまったく新しい商品習慣(ライフスタイル)を提案する場合
2. 商品自体どこにでもありそうな商品を
ライフスタイルという切り口で新鮮に見せて提案する場合
提案というスタイルで語りかけることで、ストレートに伝わりやすいが、相手の立場にたってメリットを伝えないと空振りに。
情報という衣を着せて、えっ何?という好奇心を引き出し、読ませて説得するパターン。広告とはわかっていても、情報の衣は読ませる力はなかなか。ただ、媒体により情報の衣を変えていかないと効果的ではない。どれだけインパクトのある情報として仕立てられるかが課題。
競合商品や従来品が多いものに使うパターン。また、ダントツシェアのある商品に対して、戦いを挑む場合。または1位が2位を引き離す場合。ここまでやる時は、まさに、食うか、食われるかの戦いに…。しかし、広告法規があるので、あまり露骨なことはできないのが難点。
これはかなり資金力のある会社にしかできないパターン。著名人を使うメリットは、やはり広告のインパクトを高めること。見た人の心の扉を少し開いてくれること。著名人を使うなら、その著名人が単なる広告キャラクターではなく、実際に愛用者の一人として登場させたい。
いきなり、著名人との契約はリスクが高いので、単発での契約から始めてみるのがベスト。これはあたって砕けろです。弊社では、著名人との交渉も行います。ご相談ください。
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